トピックス
ブログ

2014年10月23日

重粒子線治療 陽子線治療 固形がん 狙い澄ました、がん細胞への攻撃

お金も、保険も、人生も、

共に夢を叶えるパートナー未来あんしん隊!

佐賀のファイナンシャルプランナーの小柳 善寛 です


「先進医療」とは

最先端の科学技術を医療に応用したもののうち、

厚生労働大臣が承認した治療技術をいい、平成23年6月30日現在で

123種類の技術が認められています。

高い治療効果が期待できる一方で、その技術料には健康保険が適用されず

全額自己負担となるので、受けた技術によっては、患者にとって重い費用負担と

なる場合があります。

メディポリス.png

メディポリスがん粒子線治療研究センター

〈先進医療の例〉

重粒子線治療…平均技術料 2,953,648円

陽子線治療……平均技術料 2,676,835円

厚生労働省「第62回 先進医療専門家会議(平成24年1月19日)」資料より

今ではほとんどの医療保険やがん保険に保障が付くようになったほど注目

されている先進医療の最新事情について、実施件数や技術料、

陽子線治療と重粒子線治療の動向等についてまとめてみました。

先進医療は厚生労働省が定める評価療養の1つで、

「保険給付の対象とすべきものであるか否かについて適正な医療の

効率的な提供を図る観点から評価を行うことが必要な療養」となっています。

特徴として、先進医療技術については全額患者の負担となるものの、

将来的な保険導入のための評価を行うものとして、

先進医療以外の部分は保険診療との併用が認められています。

先進医療の保障は必要なのか!?

先進医療保障に関する保険商品が増加

先進医療保障の設定が用意されている医療保険やがん保険が随分と増えました。

最先端な医療技術は健康保険が適用されず、治療費の自己負担が大きくなることもあって、

先進医療に関する保険商品が用意されているわけですが、

保険料は高いのでしょうか?誰にでも必要な保障なのでしょうか?

今回は、先進医療の概要と先進医療に対する備えについて考えてみました。

先進医療とは何?

先進医療とは、厚生労働大臣が定める高度で最先端の医療技術をもちいた療養等であり、

いくつかの特徴があります。

■特徴1:先進医療部分の治療費は全額自己負担

<陽子線治療の費用(先進医療部分)>

201312a.jpg


陽子線治療の費用


<重粒子線治療の費用(先進医療部分)>

201312b.jpg

重粒子線治療の費用

※治療費は2013年12月に各病院のホームページを調査したもの

■特徴2:先進医療技術の種類は変動する

個々の医療技術は、将来的には健康保険が適用される可能性もあり、その時は先進医療から外れます。

先進医療は、将来保険給付の対象にするべきかどうかについて、

適正な医療の効率的な提供を図る観点から評価を行うことが必要な療養であり、

有効性や安全性が確認できれば健康保険の適用になります。

また医療技術の進歩により、評価が必要な医療技術が新たにでてきたら、

先進医療に加えるので、技術数や内容等は固定していません。

■特徴3:先進医療の実施医療機関は指定されている


先進医療を実施する医療機関は医療技術ごとに定められています。

先進医療は、保険給付の対象にするべきかどうかの評価をするため、

医療機関へ定期的な報告を求めています。また医療技術ごとの施設基準を

設定していることもあり、特定の医療機関でしか治療を受けることはできません。

例えば、がん治療の選択肢の一つとして注目されている陽子線治療は先に記載の8病院、

重粒子線治療は4病院に限られています(2013年12月現在)。


※陽子線治療とは、放射線の一種である陽子線を病巣に照射するがんの治療方法、

重粒子線治療とは、放射線の一種である重粒子線(炭素イオン)を病巣に照射する

がんの治療方法のことです。

共に身体的負担が軽いことから、状態に問題がなければ通院治療が可能となっています。

■特徴4:先進医療は保険治療との併用が可能

先進医療では健康保険が適用される治療との併用が認められています。

先進医療部分は全額患者負担になりますが、保険治療と共通する診察や検査など

については保険給付されるので、患者は一部自己負担(3割など)で済み、

経済的負担を抑えることができます。

先進医療費用は過去5年で2倍へ


先進医療に関しては保険会社が保険商品を通じて情報発信をしてきたこともあって、

かなり認知度が上がり、先進医療の保障に加入している人も増えました。

しかし、保険料が安価なこともあって加入したものの、実際に役立つかどうか(

使う機会があるのかどうか)の情報が少なく、不安に感じている人もいるかと思います。

そこで、厚生労働省の『第62回先進医療専門家会議議事次第』から、

先進医療の実績に関するデータを集めてみました。

最初は過去5年間の先進医療実績(第二項と第三項の計)の推移です。

201202g.jpg

過去5年間で実施されていた先進医療の実績

先進医療は技術内容や数が増減する為、技術数や全患者数は一貫した

動きになっていませんが、先進医療の総額は約98億円で、過去5年で約2倍に増えています。

ただ、国民医療費の総額が約35兆円にもなることから、医療費の額として

はまだ小さいと言えます。

陽子線治療の実施件数は3倍へ

先進医療は技術によって費用の差が大きく、その中で特に高額なものとして、

がんの「陽子線治療」と「重粒子線治療」が有名です。

陽子線治療と重粒子線治療の過去5年の実施数をみると、

陽子線治療は平成18年の533件から平成23年の1508件へ約3倍、

重粒子線治療は平成18年の453件から平成23年の873件へ約2倍になっています。

治療ができる医療機関が増えたことと、それに伴い認知度も上がってきたことが、

増加の主な要因かと思われます。

201202h.jpg


5年後、10年後、20年後・・・・・


将来の暮らしを思い浮かべてください


それが、あなたと御家族の


ライフプランです。


その夢の実現のために


■今から何をしますか?


■どういった努力をしますか?


・・・・それとも何もしないままですか?

ご相談の方はこちらのホームへ

お金も、保険も、人生も、

共に夢を叶えるパートナー

未来あんしい隊

ライフプラン

描けてますか、

あなたの人生。ご家族の将来。

幸せは、未来を見通すことから。

ライフプランにもとづいて、将来にわたる家計の収支をシミュレーション。

そこから必要な保障を明らかにしていきます。

現在と未来。自分と家族。

夢と現実

見えない不安が、確かなあんしんに変わります。



北は北海道から九州までクライアントがいる

プロのファイナンシャルプランナーです。

遠隔地の方もご相談ください



posted by 未来あんしん隊 ゼンカンライフプラザ at 16:24 | TOPICS
一覧ページへ
一覧ページへ