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2014年11月04日

住宅ローンの検討したい!見直しをしたい皆様へ 注意喚起3

お金も、保険も、人生も、

共に夢を叶えるパートナー未来あんしん隊!

佐賀のファイナンシャルプランナーの小柳 善寛 です。

住宅ローン注意歓喜シリーズ 第3回目

固定金利と変動金利の比較

『固定金利と変動金利のどちらで借りる方がよいでしょうか?』

私がお受けする相談や雑談で、最も多い質問の1つです。

本当は、家を買う前の資金計画が最も大切なのですが・・・・。

将来の金利情勢を知っていれば、前述の質問に対して正解を回答することができます。

しかし、リーマンショックを皮切りに起ったH20年度の世界の株価・金利の大変動を

誰が予測していたでしょうか?

ですので、私は『金利の変動がわからない中でどう考えるか!』に質問を置き換えます。

具体的には、金利が上昇した場合の返済をシミュレーションし、

そのリスク(金利上昇)を許容できるかを検討します。

借入金:3,000万円、 借入期間:35年、

返済方法:元利均等返済の借入について、以下の2つのケースで返済額の差を

比較してみます。

(ケース1)全期間固定金利:3%

(ケース2)変動金利:当初2%で、5年ごとに0.5%ずつ借入金利が上昇

住宅ローン1111.png

金利の上昇はあくまでもシミュレーション値にすぎませんので、

仮定する上昇の幅や上昇の時期によっては、全く異なる結果になります。

モデルケースではなく、自身の家計分析に基づき、どのくらいの返済(月額返済)

アップまでなら問題ないかを試算し、金利種別を選択することをお奨め致します。

変動金利にて借り入れた場合、借入して間もない時期に金利が大幅にアップすると、

以降の返済額が大きくなるので注意が必要です。

住宅ローンを借りるときの大きな悩みは、変動金利を取るか、

固定金利を取るのかという問題がありますね。

 その前に変動金利とは何か、そのメリットは。。

固定金利とは何か、そのメリットは、と言う基本的な事をおさらいしておきましょう。

金利には大きくは3つの方法があります。

・変動金利型

 短期プライムレートに連動して金利が変動します。

見直し時期は毎年4月1日と10月1日の年2回。

そのときの短期プライムレートをもとに金利が変わり7月と翌1月の返済分から

適用されます。

ただし、右図のように、3-04-02.gif

実際には5年間は返済額は変わりません。

また、5年毎に返済額の見直しが行われますが、

仮に金利が大きく上がっても25%以上返済額が上がることがない仕組みになっています。

ただ、いずれも金利が上がれば、返済額は変わらないのですから、

返すべき元金を少なくすることで、返済額を同じになるように、

あるいは25%を越えないように調整していますから、いわば返済の先送りですね。

・固定金利選択型

一定期間は固定金利になり、その期間が過ぎると変動金利になります。

当初2年間固定、当初5年間固定、当初10年間固定という商品です。

銀行によっては、固定金利の期間が過ぎれば、再度、固定金利か変動金利を選択出来る

銀行もあります。

・全期間固定金利

 返済の全期間を固定金利にしたものです。

将来にわたって金利が決まるので、資金計画が立てやすいというメリットがありますが、

反対に設定される金利は、上の2つに比べて最も高いです。

完済まで安定した返済プランを立てたい人にはオススメです。

■それぞれのメリット・デメリット

. メリット デメリット


全期間固定金利 返済最終日までの借入額が確定するので、返済計画がたてやすい。

金利上昇局面には有利。 変動金利型に比べると、金利が高くなる。

変動金利 これから金利下降局面には有利。 返済額や支払利息が確定しない。

固定金利選択型 固定型、変動型の利点をミックス。

固定期間が終了したときは、そのときの金利が適用されるため、

思わぬ高金利になる可能性がある。

住宅ローン1111aa.png

■では、どんな方法が有利なのでしょうか。

 ここで、全期間固定型と5年間固定型、変動金利型の3つの支払総額の違いを

比較してみましょう。

借り入れ金額はそれぞれ3000万円。返済期間は35年と仮定します。

住宅ローン1111aaa.png

変動金利型の5年間の総支払額は587万円、

対して全期間固定型の5年間の総支払額は743.8万円になります。

その差は実に156.7万円です。

 もし、5年間の間に金利が大きく上昇して、仮に変動金利型で3.5%になったとしても、

返済出来ない元金は最大でも76万円なのですから(2765万円-2689万円)、

変動金利型と全期間固定型の支払差額156.7万円を使って繰上返済すれば、

さらに80万円ほど元金を減らすことが出来ます。

■資金計画は余裕を持って

 つまり、全期間固定型のつもりで返済計画を組み、

実際には変動金利型でローンを組み、その差額を繰上返済の費用や生活予備費に

計上する方法が、支払余力に余裕も出来、もっとも堅実で確実にローンを減らせる方法の

一つと言えるのではないでしょうか。

 目一杯のローンを借り、目一杯の夢を叶えるのも一つのロマンですから、

それを否定すべきではありませんが、少なくとも変動金利型で目一杯の住宅ローンを

借り入れ、同時に、生活費ギリギリの返済額となるように設定するのは、

弓矢を最大限に張るのと同じで、給与のチョットした変動や病気など日常生活の少しの

狂いで生活設計が大きく破綻する事にもなりかねません。

住宅ローンの借入金額は、返済額が少ない変動金利型の方が、

他の金利方式よりもより多くの住宅ローンを借りることが出来ます。


住宅ローでお困りのご相談

人生は長く、連続しながら、たえず変化していきます。

そんな人生を、生命保険はしっかりと守り続けなければなりません。

不確実な未来と、的確な保障。このふたつを結ぶ鍵がライフプランです。


あなたはどういう対策を考えますか?

その考えは、ライフプランにあっていますか?


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ライフプランにもとづいて、将来にわたる家計の収支を

シミュレーション。そこから必要な保障を明らかにしていきます。

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プロのファイナンシャルプランナーです。

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posted by 未来あんしん隊 ゼンカンライフプラザ at 13:43 | TOPICS
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