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2014年11月17日

「ねんきん定期便」について、よくわからない・・・

お金も、保険も、人生も、

共に夢を叶えるパートナー未来あんしん隊!

佐賀のファイナンシャルプランナーの小柳 善寛 です。

日本年金機構では、厚生労働省からの委託を受け、毎年1回、誕生月に

国民年金および厚生年金保険の加入者(被保険者)の方に対して、年金加入記録を

ご確認いただくとともに、年金制度に対するご理解を深めていただくことを目的として

「ねんきん定期便」をお送りしています。

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(1)35歳、45歳、59歳以外の方

 「ハガキ」の「ねんきん定期便」をお送りしています。

 【お知らせする内容】

  ◯50歳未満の方
   ・これまでの年金加入期間
   ・これまでの加入実績に応じた年金額
   ・(参考)これまでの保険料納付額
   ・最近の月別状況
  
◯50歳以上の方
   ・これまでの年金加入期間
   ・老齢年金の年金見込額
    ※既に老齢年金を受け取られている方にはお知らせしていません。
   ・(参考)これまでの保険料納付額
   ・最近の月別状況

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(2)35歳、45歳、59歳の方

 年金の受け取りに必要となる加入期間を確保するための節目となる年齢の方や、

年金のご請求を間近に控えた方には、「封書」の「ねんきん定期便」をお送りしています。

 「封書」の「ねんきん定期便」には、年金加入記録の確認方法などを詳しく記載したパンフレットや、お知らせした年金加入記録に「もれ」や「誤り」があった場合にご提出いただく「年金加入記録 回答票」を同封しています。

 【お知らせする内容】
  ◯35歳、45歳の方
   ・これまでの年金加入期間
   ・これまでの加入実績に応じた年金額
   ・(参考)これまでの保険料納付額
   ・これまでの加入履歴
   ・これまでの厚生年金保険の標準報酬月額と保険料納付額の月別状況
    ※厚生年金保険の加入履歴がある方のみにお知らせしています。
   ・これまでの国民年金保険料の納付状況
    ※国民年金の加入履歴がある方のみにお知らせしています。

  ◯59歳の方
   ・これまでの年金加入期間
   ・老齢年金の年金見込額
    ※既に老齢年金を受け取られている方には、老齢年金の見込額は
     お知らせしていません。
   ・(参考)これまでの保険料納付額
   ・これまでの加入履歴
   ・これまでの厚生年金保険の標準報酬月額と保険料納付額の月別状況
    ※厚生年金保険の加入履歴がある方のみにお知らせしています。
   ・これまでの国民年金保険料の納付状況
    ※国民年金の加入履歴がある方のみにお知らせしています。


(3)平成25年度から、節目年齢のうち「58歳」が「59歳」に変わりました。

 近年では、年金記録の整備が進み、「ねんきん定期便」を契機とした年金記録の

整備に要する時間が短縮してきたこと、

また、平成25年度から特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)の受給開始年齢により

近い時期に年金加入記録や年金見込額をお知らせすることを目的として、

国民年金法施行規則および厚生年金保険法施行規則が改正され、

平成25年度から、節目年齢のうち、「58歳」を「59歳」に変更しました。


老後の生活設計を考える上でベースになるのは公的年金です。

自分が思い描く老後に必要なお金から、受け取れる年金額を差し引けば、

差額がどれだけあるかが見えてきます。

老後のための貯蓄や投資は、本来、その差額を把握したうえで行うべきです。

差額がわからなければ、どの程度の利回りで資産を運用する必要があるかという

「必要利回り」が見えてこないからです。

老後に必要なお金は、暮らし方によって大きく変わります。

まずは、老後にどのような暮らし方をしたいのか、イメージすることが必要です。

また、受け取れる年金額は、今後の働き方などによって変わってきます。

しかし、何歳までどのくらいの収入で働くかを仮定すれば、ある程度目安となる

金額を試算することが可能です。

「ねんきん定期便」と「ねんきん特別便」は違うもの

基礎年金と厚生年金については、有益な制度が2009年からスタートしています。

日本年金機構が、すべての加入者に対して誕生月に送付している「ねんきん定期便」です。

自分には加入漏れはなかったから関係ないと、開封せずに捨ててしまっている人も

いるかもしれません。

しかし、ねんきん定期便は、2007年から2008年にかけて公的年金の加入記録確認のために

当時の社会保険庁が送付した「ねんきん特別便」とは異なるものです。

ねんきん定期便は、自分が将来受け取れる年金額を見積もるための資料になりますので、

しっかり確認しておきましょう。

50歳以上のねんきん定期便の見方は?

ねんきん定期便は、50歳以上と50歳未満で、記載事項やチェックすべきポイントが少し

異なります。

まず、50歳以上のねんきん定期便に記載されているのは、主に「これまでの年金加入期間」

「老齢年金の見込額」「これまでの保険料納付額」の3点です。

このうち、最も気になるのは、「老齢年金の見込額」でしょう。

ここには国民年金と厚生年金から支給される年金見込額が記載されています

(共済年金や企業年金の額は含まれていません)。

以前は、年金見込額は58歳以上にならなければ教えてもらえませんでしたので、

評価できる取り組みだと思います。

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50歳以上のねんきん定期便のチェックポイント

ただし注意してほしいことがあります。

記載されている年金見込額は「現在の収入で60歳まで働く」ことが前提になっている点です。

会社員の賃金カーブは、平均的に53歳ぐらいがピークになります。

ねんきん定期便を受け取った時点に比べ、給料が大幅に下がった場合には納付する

保険料も減りますから、将来受け取れる年金額も減少してしまいます。

今後、給料が下がってしまいそうな場合は、記載されている見込額よりも少なめに

見積もっておいたほうがいいと思います。

逆に、定年延長などにより65歳まで働いて保険料を納付した場合は、

支給額が増える可能性もあります。

ねんきん定期便に記載されているのは、60歳まで加入した場合の見込額だからです。

「平均的な収入のサラリーマンではいくらもらえる」といった一般論に比べれば

ずっと有益ですが、 今後の収入や働く期間次第で将来の年金額が変わる点を考慮して、

毎年チェックするようにしてください。

50歳未満のねんきん定期便では、実績に基づく年金額を表示

50歳未満の方の記載事項も、「これまでの年金加入期間」「これまでの保険料納付額」は、

50歳以上の方と同一です。

大きく異なるのは、「老齢年金の見込額」が「これまでの加入実績に応じた年金額」

となっている点です。

「見込額」ではなく、「仮に、今まで納付した実績で年金を給付すれば、この額になる」

という目安。

つまり、今後納付する分は考慮されていないのです。

例えば35歳の方であれば、20歳から15年間の加入実績を基に年金額を計算しますから、

非常に少ない額になっています。

もちろん、今後60歳まで25年間毎年働いて保険料を納付していけば、

徐々に増えていきます。

注意すべきは49歳から50歳になったときです。50歳になると前述のように60歳までの

納付分を考慮した「見込額」が記載されます。

受け取れる年金が急に増えたように感じてしまいがちですが、表記の内容が変わった

ことによるものですので注意が必要です。

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シミュレーション。そこから必要な保障を明らかにしていきます。

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プロのファイナンシャルプランナーです。

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posted by 未来あんしん隊 ゼンカンライフプラザ at 17:07 | TOPICS
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