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2014年12月25日

生命保険/生命保険の種類(定期保険・終身保険・養老保険の礎)〜養老保険のメリット・デメリット

お金も、保険も、人生も、

共に夢を叶えるパートナー未来あんしん隊!

佐賀のファイナンシャルプランナーの小柳善寛です。


生命保険の基本形は3つ。
“資金のカタチ”をどんな生命保険でカバーするかを考えて見ましょう。

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3つとは1つ目に「定期保険」なんか定期預金と勘違いしやすい名前です。

定期預金は一定の期間、お金を金融機関に預けておけば、利息がプラスされて

手元にお金が残りますが、「定期保険」は保障を言って遺憾の死亡・高度障害

にしぼり基本的に掛け捨ての保険です。お金は増えません。

2つ目に「終身保険」。一生涯を通じて保障が継続しますので、何歳でお亡くなりなられても

保険金が支払られます。将来、ニーズの変化に応じて、解約返戻金を有効にお使いいただく

こともでき、多目的にご利用いただけます。

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3つ目に「養老保険」。

なぜ「養老」という名前なのか?

養老保険という名称は、保険の世界では普通に使われているものなのですが、

人によっては奇異に感じられる向きもあるようです。

たとえば、養老といえば老後を安心して暮らすといった意味だけれども、それにしては

医療系の保険になっていないではないか、とか。

あるいは、養老保険の満期が来ても、まだ老人とはいえない年齢の方がたくさん

いらっしゃるので、このネーミング自体、適切でないのではないか、とか。

これらの指摘は、ある程度は正しく、また、ある程度は間違っています。

まず、大前提として知っておいてほしいのは、養老保険というものはかなり以前からあった

保険だということです(といっても明治以降のことですが)。

そもそも日本に近代的な保険が紹介されたのは明治時代。

紹介したのは福沢諭吉です。

彼の門下生が保険会社を立ち上げ、それがきっかけとなって近代的な保険が日本にも

広まっていったのです。

ここからが本題なのですが、当時は今ほど平均寿命が長くはなく、早くにお亡くなりに

なられる方も大勢いらっしゃいました。

ですから年齢についても、今と同じ基準で考えたのでは、齟齬が生じてしまいます。

たとえば中国の古典『論語』では、「五十にして天命を知る」なんて言っています。

50歳で天が命じた使命を知るというくらいですから、年齢のとらえ方がちがうのが

分かるでしょう。

50歳ともなれば、かなりの経験を積んだ人物と思われていたというわけです。

これは、平均寿命の短さと密接に関わっています。

そして平均寿命が短いということは、老後が短いということです。

ですから今ほどには老後の医療費の心配が要らなかったのです。

そのような条件下で、死亡保険金で遺族を養うこともでき、満期まで生きれば満期金を

老後のたくわえとして受け取ることができる。

養老保険というのは、まさに<養>と<老>の役目を兼ね備えた保険だったのです。

養老保険という名前を、養老+保険と考えず、養にも老にも使える保険、と考えると、

この名前にも納得がいくのではと思います。

貯蓄ができる保険として挙げられる「養老保険」。

貯蓄を目的としているので当たり前ですが、「保険料が高い」「月々の負担が重い」という

理由で解約されてしまいがちなこの保険、本当のところはどうなのでしょうか?

貯蓄目的で作られたこの保険を分析してみましょう!もし現在契約中で見直しを

考えている方は、ぜひご検討頂ければ幸いです。

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意外と使える養老保険。メリットとデメリットを把握しておこう

養老保険とは

養老保険はその名前が奇妙なのですが、満期保険金と、死亡保険金が同額という変わった

保険です。

貯蓄が目的なのですが、もし被保険者(保険の目的となる人)が亡くなった場合は、契約成立

翌日から目標金額(満期保険金)を死亡保険金として受け取れます。

死亡リスクを同時にカバーした保険と考えて間違いありません。

満期保険金とは

満期保険金は早い話が満期金です。銀行の定期や、積立の満期金と全く同じです。

積立タイプと一括払いタイプ

「毎月いくら積み立てるといくらの満期金をお約束します」という積立商品のタイプも

あれば、一括で支払って、何年後かに満期金を受け取るというタイプもあります。

これは要するに保険料を月払いで払うか、年払いで払うか、のちがいです。

当然ですが、一括払いのほうが利回りは高いです。

ただし一括払いには落とし穴があります。それは後ほど。

貯金におまけがついている!?

養老保険で大きな死亡保障を確保するには莫大な保険料が必要です。

したがって貯蓄を目的とした加入が一般的です。貯蓄におまけで生命保険がついているという

考え方のほうがしっくりくるでしょう。

この保障機能を生かすためには、月払いか、年払いなど分割して保険料を積み立てていく形に

する必要があります。

先ほどお伝えした一括払い(一時払い)では、保障機能は全く効果がありません。

この点を理解して検討する必要があります。

※相続税の観点からみると、一時払いの場合も支払われるのは死亡保険金となりますので、

通常の積立預金の払い戻しとは異なり、生命保険の非課税枠や、生命保険金受取人を指定

できるという点でメリットがあります。

学資保険と養老保険

学資保険は養老保険と同じと考えて間違いありません。

ただし、被保険者を子どもと、親にして双方に死亡保障を持たせる商品もあります。

学資保険は親が被保険者であり契約者になりますから、親の死によって保険料が免除になり

満期(学資)金が支払われます。ある意味リスクを考えた学資金の準備手段といえます。

養老保険は元本割れする?しない?

よくお金の専門家の方が「養老保険は元本割れする」といって、保険での貯蓄を否定される

記事を見ることがあります。しかし、基本的には元本割れしません。

特約をつけるとそれが掛け捨て部分となりますので、元本割れしてしまうように見えますが、

養老保険単独なら元本割れすることはありません。

「えっ、私のは満期金より保険料の総額のほうが多いわよ」という方は特約がついている

のです。確認してみましょう。

特約はつけない

日本の保険会社によって販売されていた生命保険は、ほとんどが入院の保障とセット(特約)

でした。

養老保険も例外ではありません。中には同時に高額な死亡保障がセットされているケースも

あります。

私が相談の際、現在加入中の保険証券を見せていただくと、高い割合で入院特約や

3大疾病、特定疾病の特約がついていました。

元本割れしているかどうかは、支払う保険料の合計と満期金を比べれば分かります。

たとえば毎月の支払保険料が1万円で、保険期間が10年であれば、支払う保険料は

1万円×12カ月×10年で120万円。

満期保険金がこの金額より多いか少ないかで簡単に判断できます。

保険会社はPRしない

低金利の世の中で、何年も先の満期金を約束するような商品を積極的にPRする保険会社は

存在しません(一部例外はありますが)。

今後運用難がさらに続く事態になれば保険会社はさらに負債を増やすことになります。

もし加入を考えるのであれば、自ら進んで保険会社に連絡しないと、営業マンは提案に

来てはくれないかもしれません。

安易な解約を避けるために

この保険は貯蓄と考えてください。仮にやむをえない理由で解約しても、支払った保険料

(積立金)に近い解約返戻金を受け取ることができるでしょう。

とはいえ、利率のいい頃に加入した養老保険には、そうした利点が解約によって吹き飛ぶほど

利回りの高いものもあります。

基本的には満期まで我慢するというのがよいのではないでしょうか。

保険会社に確認すれば、どの段階でやめると損をするのかが確実に分かります。

加入している保険会社に、解約返戻金とこれまでに支払った保険料の合計を確認してみてく

ださい。

また、仮に特約がついていて元本割れしてしまっていても、それ相当に貯まっている

はずです。

解約して何かに消費してしまうよりも、保険とは考えず、積み立てとし て捉えて

継続していけば「なかなかお金の貯まらない人」にとっては有効です。

まるで光熱費のように預金から引き落とされるわけですから。

もしこの保険を解約する理由があるとすれば、 家計がひっ迫していてどうしても

保険料が払えない(積み立てすらできない) 新しい保険または金融商品で積み立てた

ほうが、解約してデメリットを受けたとしても試算してみたら得だった。

この2点です。あくまで、養老保険の目的はお金を残すことと捉えましょう。

ライフプランからのワンポイントアドバイス

人生の収入と支出を時系列で整理していくことが大切です。

ライフプランツール「LiPSS」を用いることでそれを容易に計算できます。

世間一般的な情報で納得される方もいらっしゃるかもしれませんが、ご家族が本当に安心して

暮らすためには、ぜひ一度、保険の専門家(ライフプランナー)の目を通してともに

確認してみてはいかがでしょうか。

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あなたはどういう対策を考えますか?

その考えは、ライフプランにあっていますか?


ご相談の方はこちらのホームへ
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将来の暮らしを思い浮かべてください


それが、あなたと御家族の


ライフプランです。


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ライフプランにもとづいて、将来にわたる家計の収支を

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posted by 未来あんしん隊 ゼンカンライフプラザ at 14:38 | TOPICS
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