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2015年02月02日

がんの定義と治療費〜がんの治療費、入院通院年代別傾向ってあるの?

お金も、保険も、人生も、

共に夢を叶えるパートナー未来あんしん隊!

佐賀のファイナンシャルプランナーの小柳善寛です。


がんの心配は、幅広い年齢層から聞かれます。

そこで、年代別に医療費はどのように変わってくるのか?その影響は私たちにどのくらい

あるのかをデータからみてみました。

がんに関する医療費の傾向や、入院・外来の傾向がわかると、私たちの家計状況に合わせ

準備方法もより納得のいく方法から着手できるでしょう。

最近、様々な年代のクライアント方から、がんに対する不安のご相談をお受けすることが

増えてきました。

がんは治る病気であるという希望と、その一方で治療費のことが気になるようです。

そこで、年代別にかかる医療費データの傾向などをもとに、私達がどう準備していくとより

安心なのか、以下みてみましょう。

がんで入院する人の治療費は、35歳以降高まり、60歳から64歳がピークに

まず、0歳から79歳まで5歳きざみで医療費をみることができる資料として、

「平成23年度生活習慣病関連医療費の動向に関する調査分析報告」

(健康保険組合連合会 平成24年9月)があります。

その中で「入院に占める年齢階層別19分類の医療費状況」

(図1)をみると、19疾病の入院に関わる医療費の中でがんが含まれる「新生物」の割合が

高まるのが、35歳くらいからと読み取れます。

40歳以降、医療費では「新生物」がトップを占めて69歳まで順位が変わっていないようです

(注:健康保険組合なので、高齢者のデータ母数は少ない)。

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なお、分類上の「新生物」には良性新生物が含まれますが、ほとんどが悪性新生物(がん)

を指し、上記は医療費の中でがんの割合が高いことを意味していると言えます。

その他、19疾病のうち治療費の割合が高いものとして、25歳から39歳までは妊娠・分娩・

産じょくが挙げられ、40歳以降は徐々に循環器系の疾患が増え、50歳から74歳の年代層で

がんを含む「新生物」と「循環器系の疾患」が全体の医療費の半分以上を占めるほどに

なっています。

がんで通院する人の治療費は、40歳から64歳まで増加

また、同調査で「入院外に占める年齢階層別19疾病分類の医療費状況」(図2)を見ると、

いわゆる通院ではがんを含む「新生物」は40歳から64歳まで増え続け、その他にも

「内分泌・栄養および代謝疾患」や「循環器系の疾患」の割合が高まっているのが

目立ちます。

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なお、がんの治療で外来が増えていることをよく聞きますが、19疾病全体の医療費の中では

、がんを含む「新生物」は1割強くらいということがいえます。

「一人あたりの医療費」入院と入院外は?

全体の医療費の動向を見た上で、次に、一人レセプト1件あたりの医療費を計算して

みましょう。

まず、図1の入院に関して、医療費と受診者数、レセプト件数から、一人レセプト1件あたり

の入院医療費を計算すると、70.97万円になります。これは、自己負担割合3割で換算すると、

約21.29万円です。

次に図2の入院外(外来)について、医療費と受診者数、レセプト件数から、一人レセプト

1件あたりの外来の医療費を計算すると、6.81万円。これは、自己負担割合3割で換算すると、

約2.04万円になります。

外来の医療費は、どの程度の間隔で何回通院するかによっても変わってきますが、

健康保険が適用される治療であれば、高額療養費の自己負担内と考え、交通費など付随費用を

含め月10万円程度をイメージしておけばよいのではないでしょうか?

がんの医療費の傾向からみた、今からできる準備とは?

こうしてみると、入院も通院もがんの医療費が膨らむのは、35歳と40歳くらいから64歳く

らいまでということがわかります。

60代後半以降ではがんともに循環器系の疾患の割合が大きくなるようです。

35歳・40歳から64歳くらいまでの年代は、ちょうど子どもの教育費や住宅ローンを抱える

層です。

この頃にがんがわかるということは、精神的にも経済的にも、影響は非常に大きいでしょう。

今からできることとしては、まず、定期検診をすることやストレスをためないなど、日々の

生活で注意していくことがあげられます。

しかし、原因がわからないと言われるがんに対し、その治療費を子どもの教育費準備や

住宅ローン返済と並行して確保するのはそう簡単なことではありません。

そんなときに、少額ずつ資金を出しあって助け合うシステムである保険、がん保険を活用する

ことは効果的だと思います。

その際に注意したいのは、がんの治療は、今後も入院や通院など幅広い治療法が考えられる

ので、気になるからと通院ばかりに目を向けて保障を考えるのは「木を見て森を見ず」に

なりかねないことです。

やはり、がん保険は、入院や通院に限定せず、診断によって受け取れる「がん診断給付金」が

充実しているものを選ぶのがよいと思います。

それによって、治療法など偏りなく受け取れるという安心感を得られやすいのではない

でしょうか。

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posted by 未来あんしん隊 ゼンカンライフプラザ at 12:56 | TOPICS
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