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2015年03月18日

太平洋の"アリとキリギリス"〜絶海の島国と日本の知られざる繋がり〜

世界の沸騰する現場から

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佐賀のファイナンシャルプランナーの小柳善寛です。


沸騰現場は赤道直下、南太平洋に浮かぶ小さな島国キリバス共和国とナウル共和国。

日本人にはあまり馴染みのない国ですが、実は歴史的にも深い繋がりがあります。

2つの国は現在それぞれ重大な危機に直面していますが、その姿はイソップ童話の「アリと

キリギリス」のように好対照です。

キリバスは海面上昇で国土沈没の危機にあり、海外でも通用する人材の育成に務める

「アリ」。

一方かつては世界5位、日本の2倍のGDPを誇ったナウルは今や「肥満率世界一」の不名誉な

称号だけが残る「キリギリス」。2つの島国に世界が抱える問題の縮図がありました。

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キリバスの歌で語り継がれる「日本コーズウェイ」

沈みゆく国「キリバス」と日本の絆

日本からオーストラリアを経由し丸2日間、日付変更線のすぐ東に位置し「世界で最も日の

出の早い国」と呼ばれるキリバス共和国。

70年以上前の「タラワの戦い」で太平洋戦争の激戦地としても知られています。

日本はキリバスにインフラなど多くの支援を行い「ニッポン・コーズウェイ」と呼ばれる島と

島を結ぶ道路も建設しました。

住民からは歌として語り継がれるほどです。

しかし人口10万人の小さな島国は今、国家存亡を掛けた重大な危機に直面しています。

2050年に国の8割が浸水すると警告され大統領が下した決断は国民の移住でした。

「世界が欲しがる人材を育てる」と国を挙げて若者たちの職業訓練を開始。

中でも人気は日本のカツオ漁船でした。

日本の支援によってできたカツオ漁船の乗組員を養成する学校。

しかし日本に行けるのは2人に1人の狭き門。

初めての日本語学習、職人技“一本釣り”の技術など感動の卒業式まで。

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日本のカツオ漁船を目指すキリバス人

“世界の金持ち国家”「ナウル」驚きの国はいま…

太平洋の絶海の孤島、ナウル共和国。人口は1万人足らず、東京都の港区とほぼ同じ広さで

世界でも3番目に小さい国です。

そんなナウルはかつて日本の2倍のGDPを誇る「世界一裕福な島国」です。

税金も医療費も無し、住宅まで国から支給されていたのです。

しかし繁栄を支えてきたリン鉱石が枯渇。

すると国の財政も事実上破綻し今では肥満率90%「世界一の肥満国」という称号だけが

残りました。

産業もなく観光資源もないナウルは世界の最貧国に転落してしまったのです。

そんな太平洋の島国ナウルに今なぜかソマリアやアフガニスタン、中東などの紛争地帯から

難民が続々と押し寄せていました。

ベールに隠れた難民キャンプ。

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未来予測

人アリき


太平洋の島国で国土が沈みゆく危機にある「キリバス」。

その姿はイソップ童話の働きアリに例えられています。

キリバスには歴史的背景もあり、日本から大規模なインフラ建設など様々な支援が行われてき

ました。

そして今求められているのが「人への支援」なのです。

日本の支援で30年近くキリバスの若者たちに漁業を教えてきた「カツオの一本釣り学校」。

現在、日本のカツオ漁船で約400人のキリバス人が働いているそうです。

「魚を与えるのではなく、釣り方を教える」という支援のあり方を表す言葉のように経済的な

自立を促し、人材を育てるまさに「人アリき」の支援が重要さを増しているようです。

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posted by 未来あんしん隊 ゼンカンライフプラザ at 14:54 | BLOG
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