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2015年05月04日

美女と石油...独裁者チャベス死去〜知られざるベネズエラ

世界の沸騰する現場から

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「反米主義」「独裁者」と呼ばれるベネズエラのチャベス大統領が2012年10月、4選を

果たし、2013年3月5日、ベネズエラのチャべス大統領が死去しました。

「反米同盟の盟主」「独裁者」「南米の暴れん坊」など世界にその名をとどろかせた人物で

す。2012年12月にチャべス大統領の健康不安を伝え、万が一の時には「"カリブの春"が

訪れる」との可能性を未来予測していました。

カリスマ不在となったベネズエラは今、どうなっているのぜしょうか?

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世界一の石油施設                         3月に死去したチャベス大統領

そもそも、ベネズエラがどんな国なのかは知られていない。

日本から見れば、地球の裏側にある南米ベネズエラ。そこで見えてきたのは「美女」と

「石油」。

ミスコンで驚異のグランプリ率を誇る美人大国ベネズエラ、その裏には国を挙げての美女育成

がありました。

さらに、大河オリノコ川周辺で世界有数の埋蔵量を誇る石油が沸騰、なんとサウジアラビアを

超えて世界一の石油大国になっていた...そのいっぽう、技術を武器にベネズエラで動き出し

た日本企業もありました。

美人大国ベネズエラ

南米ベネズエラの首都カラカス。

街を見渡すと、健康的な美女の姿が目に付きます。

なぜベネズエラには美女が多いのでしょうか?

実は「メスティソ」と呼ばれる白人と先住民の混血が7割を占めているからと言われているの

です。

さらに、子供たちの一番人気の習いごとは『モデル養成学校』。

小・中学生たちが美しい歩き方やキメのポーズを教わっていました。

6歳の女の子までがメイクの練習をしているそうです・・・。

子供のころから「美を意識する」ことを教えられているのです。

実はベネズエラでは美人コンテストは国民的行事、ミス・ベネズエラを決めるコンテストの中

継は視聴率70%を超えるそうです。

しかし、そんなモデル学校に通う女の子のほとんどが富裕層です。

その一方で、カラカスには“バリオ”と呼ばれる貧民街があり、今にも壊れそうな掘立小屋が

ひしめいています。

なんと市民の4割がここに暮らしているということです。

いったいどんな暮らしをしているのか?

治安が悪く、非常に危険と言われるその地域もあるそうなんですが・・

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モデル学校

独裁者チャベス…その裏に世界一の石油

2012年10月、ベネズエラの大統領選で4選を果たしたのがチャベス大統領でしたが、彼

が旗印に掲げるのは『21世紀の社会主義』チャベスと言えばこれまで「反米主義」

「反資本主義」を標榜、国連の演説では当時のアメリカ大統領・ブッシュを『悪魔』とまで

呼びました。

師匠として慕っているのは、同じ社会主義国家を目指すキューバのカストロ前議長でした。

そんなチャベスの目指す『21世紀の社会主義』とはどういう内容だったのでしょうか?

カラカスの新興住宅街では、新築物件の引き渡しが行われていました。

集まった人々に話を聞くと、みなチャベスに感謝していると言っていました。

なんと、家を無料で配布していました。

家だけでない、電化製品まで配布しているチャベスの『21世紀の社会主義』とは、

貧困層の救済だったのでした。

“バリオ”と呼ばれる貧民街には、無料の病院を8000カ所も作ったのです。

しかし、どこからそんなお金が出てくるのか?

実は大河オリノコ川周辺で世界有数の埋蔵量を誇る石油が沸騰、なんとサウジアラビアを

超えて今や世界一の埋蔵量を誇る石油大国になっていたのです。

チャベスはそのオイルマネーを貧しい人たちに配っていました。

その一方で、チャベスを「独裁者」と呼ぶ市民たちも…自分に反抗するものは、テレビであれ

ラジオであれ、握りつぶしてきたからです。

チャベス大統領は果たして、貧しい人の味方か?それとも、独裁者なだったのでしょうか?


英雄か?独裁者か?チャべスの真実


チャべス大統領といえば反米。特に敵視していたのはアメリカのブッシュ大統領(当時)。

『人類史上最悪の殺戮者』『悪魔の臭いがする』『ブッシュに偽善者の金メダルを』など、

その暴言は数知れず。

親しい関係にあったのは、イランのアハマディネジャド大統領やリビアのカダフィ大佐など

アメリカと敵対する指導者たちでした。

政権に批判的なマスコミを閉鎖に追いやったり、企業を国有化するなど強権的な手法も

目立っていました。

一方で国内の貧困層からは絶大な支持を得ていました。

それは彼が進めた『21世紀の社会主義』という政策によるものでした。

貧しい人たちに無料で家や家電をプレゼント。

医療も教育も無料にした。

ある国民は言う「チャべス大統領は今まで見向きもされなかった私たち貧乏人を助けてくれ

た。私たちの全てです。」

評価が真っ二つに分かれるチャべス大統領。

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厳戒態勢のカラカス

チャべス大統領の葬列10時間! その驚きの現場とは?

チャべス大統領の死から5日。

ベネズエラに入った取材班の目に飛び込んできたのは静まり返った町だったそうです。

町には兵士が配置され、緊迫した静けさが町を包む。

しかし一箇所だけ人が集まる場所があった…そこにはチャべス大統領が掲げた社会主義を示す

真っ赤な服を着た数万人規模の人たちが集結。

チャべス大統領の遺体が9日間限定で一般公開されている場所なのだそうです。

長い時で10時間も並ぶという大行列!チャべス人形やチャべス時計を売る露天商まで出て、

そこはまるでお祭りのような騒ぎだったのです。

そして炎天下の中、大行列の前に突如あるものが現れた!それは一体!?

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チャベス大統領の葬列

あの日揮がベネズエラで!

ベネズエラで奮闘する日本企業があります。

日揮です!世界一の原油埋蔵量を誇るベネズエラで石油の精製設備の建設プロジェクトを

受注しているのだそうです。

しかし、ベネズエラは世界でも有数の治安の悪さ。

彼らが取っていた治安対策のひとつは、防弾車でした。

治安の悪さとビジネスをどう両立するのか?日揮のベネズエラビジネス最前線はいかに・・!

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カラカスの日揮社員

未来予測

反米包囲網に綻びが


チャベス大統領は“21世紀の社会主義”を目指し、世界一の埋蔵量を誇る石油の利益を源に、

バラマキともいえる貧困政策を行っていました。

しかし、この政策も続かないどころか、2011年に中東で起きた政変「アラブの春」のように、

ベネズエラでも同じような政変“カリブの春”が起こるのではと期待したいところです・・

その理由は2つ。1つは、資金源である石油価格の下落です。

実はベネズエラの石油輸出のうち45%を占めるのがアメリカだという。

しかし、アメリカでは次世代エネルギーと言われるシェールガスが大量に生産され始めまし

た。

そのため、ベネズエラでは将来的に石油の需要が減り、価格が下がる可能性があります。

石油が売れなくなり今までのように貧困対策ができなくなれば、富裕者層・中間層はおろか、

貧困者層の不満も高まるとおもいあます。

もう1つはチャベス大統領はがん万で死去しました。

チャベスに代わるリーダーが現れなければ大きな混乱とともに不満が爆発し これも“

カリブの春”につながるのではないかというのです。

距離的にも遠く、政情も不安定なベネズエラだが、石油以外にも天然ガスや金など資源が

豊かな国です。

それを狙い、中国などはすでに動き出している。資源小国と言われる日本も、政情が安定しな

いからといってベネズエラのような国を敬遠せず、付き合い方を考えるときに来ているのでは

ないでしょうか。

チャベス大統領は「反米」ということを国際社会で声高に叫び、イラクやリビア、さらには

北朝鮮など“反米同盟”の結節点となってきました。

実はチャベス氏が各国を結びつける役割りを果たしていたのでした。

その重要人物がいなくなったことで、それぞれの国が孤立する可能性が出てきたのです。

また、キューバを始めとした南米、中南米の急進左派政権にも打撃が大きい。

チャベス政権からの原油支援があったからこそ、社会主義的な政策または急進的な政策が取れ

ていたからです。

ベネズエラの原油に依存していた国では、今後経済的な困難に陥り、経済の自由化に向けた

動きが出てくるのではないでしょうか。

経済改革が進んで国家の介入が弱まり、日本を含む海外企業にとってはビジネスをしやすく

なる展開に期待したい。


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posted by 未来あんしん隊 ゼンカンライフプラザ at 17:24 | BLOG
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