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2015年05月12日

暮らしのアンテナ〜「医療費の節約術」

お金も、保険も、人生も、

共に夢を叶えるパートナー未来あんしん隊!

佐賀のファイナンシャルプランナーの小柳善寛です。


病気やケガに見舞われたとき、のしかかってくるのが医療費。

国民医療費は年々増え続け、家計にも影響を及ぼしています。

医療費の節約には健康が一番ですが、万一の場合も、ちょっとした知識を活用することで

節約可能です。家計にやさしい「医療費の節約術」をまとめました。

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チェック1
信頼できる「かかりつけ医」はいますか?
 

「医療スタッフや設備が充実しているから安心」という理由で、風邪などのちょっとした

症状で、大学病院等の大病院(入院用ベッド数200床以上)を受診していませんか?

 大病院では、紹介状のない初診患者には、初診料(2820円)のほか、全額自己負担の

「特別料金」を徴収してもよいことになっています。

金額は病院が自由に設定することができ、平均で約2000円、中には8000円を超えると

ころもあります。

 医療費節約の第一歩は、自宅や職場の近くの診療所等に信頼できる“かかりつけ医”を

もつことです。まずはその医師に相談しましょう。

 日頃から継続的に受診することで、体質や病歴、生活習慣等を把握してもらえ、健康状態に

応じた治療やアドバイスが得られます。

 もし大きな病気が疑われる場合には、高度な医療が受けられる大病院等に紹介状を書いても

らうことができます。

紹介状にも費用が掛かりますが、紹介状なしの特別料金より節約できることも多いようです

(ケースによって違います)。


1.「かかりつけ医」をもとう!

「かかりつけ医」とは?

「かかりつけ医」とは、日常的な診療や健康管理など行ってくれる身近なお医者さんや

医療機関のことをいいます。

「病院にかかるなら大病院の方が安心だ」と、思われる人もいるかもしれませんが、

そうとは限りません。

大学病院や都道府県立病院など、高度な設備を備えた大病院は、本来、がんや難病など、

高度な検査や治療を必要とする患者さんを対象としています。

ですから、軽症の患者さんが紹介状を持たずにいきなり受診すると、何時間も待たされる

ことがあります。

大病院は「3時間待ちの3分診療」などとよくいわれますが、長時間待たされた挙げ句、

じっくり話を聞いてもらうことも、きめ細やかなアドバイスを受けることもできなかった、

などということも起こり得ます。

 かかりつけ医は、通いやすく、待ち時間が少ないという点からも、家の近所にある診療所や

小規模の病院がおすすめです。

普段からあなたの健康状態を把握し、重大な病気や特殊な病気が疑われる場合は、高度な

検査や治療が受けられる専門医や大病院を紹介してくれるようなお医者さんこそが、

かかりつけ医にふさわしいといえます。

「かかりつけ医」をもつことが医療費節約の第一歩

 ちょっとしたかぜなどでいきなり大病院を受診するのは、経済的にも無駄が多く、

おすすめできません。

ベッド数200床以上の病院では、紹介状を持たずに受診すると、初診料に特別料金を上乗せし

てもよいことになっています。

この特別料金は病院が自由に設定でき、平均すると約2,000円、病院によっては8,000円以上の

金額を設定しているところもあります。

 生活習慣病など状態の安定した慢性病の人や、普段は健康な人が風邪などの軽症で受診する

ときは、まずは近所の「かかりつけ医」を受診するようにしましょう。


※健康保険適用部分の自己負担額については、70歳未満は上記の3割、未就学児は2割、

70歳から74歳の方は2割(ただし、平成26年3月31日以前に70歳になった被保険者等

(誕生日が昭和14年4月2日から昭和19年4月1日までの方)は1割)、70歳から74歳の現役並み

所得者は3割です。

※初診料は病院の規模にかかわらず、2,820円です。


かかりつけ医をもつメリット

•待ち時間が少なく、じっくり診察してもらえる

•初診時や再診時に「特別料金」を加算される心配がない

•同じ医者に継続して診てもらうことにより、病歴、体質、生活習慣などを把握・理解したう

えでの治療やアドバイスが受けられる

•必要に応じて、専門医や大病院に紹介状を書いてもらえる

•医者と顔なじみになることで、質問や相談がしやすくなる  など

チェック2
診療時間内に受診していますか?
 

軽症にもかかわらず、「平日は仕事が休めない」「夜は待ち時間が短いから」などの理由で

休日や夜間に救急外来を受診する“コンビニ受診”が問題になっています。

 しかし、その診療所や病院が決めた診療時間以外に受診すると、初診料や再診料に特別料金

が「加算」されます。主なものとして「時間外加算」「休日加算」「深夜加算」があります。

電話での問い合わせに掛かる再診料や調剤薬局の利用も同様です。

 また夜間や休日を診療時間としている診療所(ベッド数19床以下)では、診療時間内で

あっても、深夜や早朝など加算がつく場合があります。

 もちろん緊急性のある病状や一刻を争う場合は、時間外でも受診をちゅうちょすべきでは

ありません。

 ただし、緊急の時以外は、診療時間内に受診するように心掛けましょう。

 迷ったときは、電話相談を利用してみるのもよいでしょう。



MEMO
小児救急電話相談「#8000」


 子どもが急病になったときは、全国共通の短縮番号「♯8000」に電話すると、小児科

医や看護師などから症状に応じた対処方法や受診する病院等のアドバイスが受けられます。

実施時間帯は自治体によって異なりますので、厚生労働省のホームページ

などで確認しておくとよいでしょう。

 大人についても東京都や大阪府等の「#7119」や、埼玉県の「#7000」などが

あります。

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2.時間外受診は割増料金になる

急病時以外、夜間や休日の受診はしない


 夜間や休日に診察してくれる医療機関はとても心強い存在ですが、診療時間外に受診する

と、初診料や再診料に加算がつくことをご存じですか?

 初診時にかかる平日の時間外の加算は、基本的に850円ですが、日曜・祝日・年末年始の

休日加算は2,500円になります。

さらに、22時〜6時までの深夜加算は4,800円と高額です。

再診時はもちろん、調剤薬局でも時間外は加算がつきます。

夜間や休日は限られた検査や治療しか受けられない場合が多く、診療時間内にあらためて受診

する必要があります。

急病の場合はやむを得ませんが、軽症の場合は、安易に時間外受診することはやめましょう。

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診療時間内でも加算されることがある

 一方で、早朝や夜間、休日を診療時間としている診療所(19床以下)がありますが、

診療時間内であっても、時間帯によっては初・再診時に「夜間・早朝等加算(500円)」が

つくことがあります。調剤薬局も同様(「夜間・休日等加算(400円)」)です。

 「平日や日中は忙しいから」という理由で、夜間や休日に受診している人は、できるだけ

平日の日中に受診するよう心がけましょう。

早朝・夜間・休日の加算

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※ 上記のうち、いずれか1つが加算されます。

※ 医療機関や診療態勢によって、加算等が異なる場合があります。

※ 上記には健康保険が適用されます。自己負担額については、70歳未満は上記の3割、

未就学児は2割、70歳から74歳の方は2割(ただし、平成26年3月31日以前に70歳になった

被保険者等(誕生日が昭和14年4月2日から昭和19年4月1日までの方)は1割)、70歳から74歳

の現役並み所得者は3割です。


チェック3

“はしご受診”していませんか?

 一つの病気を治すために、複数の病院にかかったりしていませんか?


 何となく不安に駆られて違う医療機関を転々とする、いわゆる“はしご受診(重複受診)”

をすると、病院を替えるたびに初診料が掛かる上、同じ検査や投薬の繰り返しで医療費が

かさみます。

それだけでなく、かえって体に負担を掛け、病状を悪化させてしまいかねません。

現在、受けている治療に不安があるときは、そのことを医師に伝えて話し合ってみましょう。

よりよいコミュニケーションをとることが、信頼関係を築き、治療効果を高めることにもつ

ながります。

3.ハシゴ受診は体とお金の負担が大きい

安易な理由で医者を渡り歩く “ハシゴ受診”は無駄ばかり


病気やけがの治療を受けているお医者さんから、別のお医者さんに変わることを「転医」と

いいます。

転医といっても様々なケースがあり、主治医の判断で、より専門的な検査や治療が受けられる

病院を紹介されて転医する場合もあれば、引っ越しのためにお医者さんを変えざるを得ない

場合もあります。

一方で、「なかなか症状がよくならないから」、「新しくできた病院の方がよさそうだから」

など、安易な理由で次から次へとお医者さんを変えるのは“ハシゴ受診”と呼ばれ、患者さん

の側に大きなデメリットが生じます。


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たとえば、転医する度に転医先では「初診料」がかかります。

転医先が大病院の場合、紹介状がないと特別料金が加算されることもあります。

さらに、同じ検査がくり返され、同じような薬を処方されるので、その分医療費を多く支払う

ことになります。

とくに検査の中でもCTやMRIなどの画像診断は検査料が高く、繰り返し受けることは体にも

大きな負担となります。

 かかりつけの主治医は、病気の経過や薬の効果などをみながら、最も効果的な治療を施して

くれるものです。

安易な転医をくり返していると、治療はその都度ふりだしに戻り、症状改善にも無駄に時間が

かかってしまいます。

治療法や治療効果に疑問や不安がある場合は、積極的に主治医に質問するなど、

コミュニケーションを図る努力をしてみましょう。

転医の際は、まず主治医に相談を

 現在かかっている医療機関では受けられない専門的な検査や治療を望む場合などは、

主治医に相談して紹介状を書いてもらいましょう。

紹介状があれば、転医先に検査結果や経過が伝わるので、検査や治療の重複を避けることが

でき、初診料に特別料金が加算されることもありません。

 また、がんなどの重大な病気と診断され、その診断結果や治療法について納得できない、

あるいは疑問や不安がある場合などは、「セカンドオピニオン」を申し出ることもできます。

紹介状を書いてもらうには費用がかかりますが、健康保険が適用され、初診時の特別料金加

算や検査等の重複がなくなるので、結果的に医療費の節約になります。

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薬と上手に付き合いましょう

薬代は通常7割が健康保険で賄われるため、調剤薬局の窓口で支払うとき(通常3割)は、

それほど割安感がないかもしれません。

しかし、薬代は医療費の2〜3割を占めるという推計もあります。

処方される薬の種類や服用する期間が長くなるほど負担は増大。

そんな薬代も、ちょっとした工夫で節約することができるのです。

薬局も「かかりつけ」を

 かかりつけ医だけでなく「かかりつけ薬局」があれば、アレルギーなどの体質の把握や薬歴

(薬の履歴)を管理してもらえます。

また、使用している市販薬や処方された薬がある場合は、のみ合わせのチェックをして

もらうことも可能です。

処方を守って使う

 医師は、私たちの病気を治すのに過不足のない量の薬を処方しています。

使用方法や回数、量などをきちんと守ることが大切です。

もし薬が効き過ぎたり、のみきれなかったりということがあれば、医師や薬剤師に相談しま

しょう。

万一、薬が余っても、医師や薬剤師の特別な指示がない限り、とっておいて後で使用して

はいけません。

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posted by 未来あんしん隊 ゼンカンライフプラザ at 18:43 | TOPICS
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