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2015年06月03日

北欧のおとぎの国、デンマーク〜世界でいちばん幸せな国

世界の沸騰する現場から

日本の未来あんしんを予測する!

お金も、保険も、人生も、

共に夢を叶えるパートナー未来あんしん隊!

ファイナンシャルプランナーの小柳善寛です。


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世界的な童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンが生まれた国、

デンマーク(Denmark)。

500以上の島々からなるスカンジナビアでいちばん小さなこの国には、美しい森と酪農だけ

でなく、レゴブロックやロイヤル・コペンハーゲン、そして「北欧デザイン」を代表する

工芸や建築の優れたデザイナーたちが数多く生まれています。

人びとの暮らしを変え、未来のライフスタイルを形にしたデニッシュデザイン。

その洗練されたデザインは、アンデルセン童話のように世界中に語り継がれています。

クリント、ヤコブセン、ウェグナー、モーエンセン、フィン・ユール……

彼らの愛したデンマーク。

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"幸せとは何か?""日本が学ぶべきことは何か?"を探るシリーズ。

国連の幸福度調査で、去年、一昨年と1位、最新版では3位に落ちたものの、 常に

幸福の国」として、上位にランクインされる国、デンマーク。

首都コペンハーゲンの街でインタビューすると、ほぼ全ての人が「幸せだ」と答えます。

教育費、医療費が基本タダ、「安心して老後まで暮らせる」ことが、その理由のようです

が、"高福祉国家が多い北欧の中でもデンマークは別格"といわれる所以が、そこかしこに

垣間見られるのです。

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世界でいちばん幸せな国

世界一幸福な国はどこでしょう?

世界幸福度調査では、ランキング1位はデンマーク。

スウェーデンなどの北欧諸国もすべて上位にランクインしています。

世界一幸せなデンマークの国土は、日本の約9分の1。

人口も、北欧諸国を合わせても日本の約20分の1だとか。

天然資源にも乏しいといわれるのに、どうしてそんなに人々の暮らしが豊かなのでしょうか?

「福祉先進国」で知られる北欧。デンマークの消費税は、なんと25%!

所得税も、所得の半分というから驚き。

でも、教育費や医療費は原則無料。

支払った税金は、きちんと国民に返ってきます。

北欧の国々は、国土が小さく、地下資源も少ないため、人材こそが国の宝(資産)という

考え方があるそうです。

ですから、重要な働き手として女性に注目し、社会進出した際に家事や育児に問題が生じない

ように、まず福祉を充実させ、国策として暮らしに良質のデザインを取り入れていったそう

です。

お金と物でははかれない「幸せ」が北欧にはあります。

すくすくと育った子供たちが、将来はこうなりたい、こう生きたい、と夢を描くことができる

豊かな環境こそ、ほんとうの「幸せ」だと北欧は教えてくれます。

デンマークは自転車大国…徹底してやるその姿勢に“幸せ”が見えた!

いま、コペンハーゲンの朝の風物詩となっているのが、“自転車通勤する人達”の姿。

約6割の人が、自転車で会社に通っています。

元々は、CO2を減らすために始めた政策だったが、当初デンマークの人たちは誰もそれに

従わなかったそうです。

そこで、コペンハーゲンの市役所が中心となり、あらゆるところに自転車専用の道路、

信号、そして橋までつくり、電車や車を使うより、自転車で通勤したほうが会社まで早く

着くようにしてしまったのです。

「やるからには徹底してやる」世界一幸せの国デンマークの取り組む姿勢がそこに見えまし

た。

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パンケーキのまち、自転車天国 自転車で健康 

"パンケーキ"のように平らでなだらかな街、コペンハーゲンで大活躍するのが、

そう、自転車! デンマークは、ドイツやオランダと並ぶ自転車大国。

コペンの街を歩くと、ビュンビューンとものすごいスピードで自転車通勤・通学している人を

たくさん見かけます。

なんでも、ここには300kmに及ぶ自転車専用道路があって、『グリーンウェイブ』という仕組

みで、自転車通勤中に赤信号で止ることがないような工夫を凝らしているとか。

デンマークで車は贅沢品。国産車がないので輸入車の関税が高いだけでなく、消費税が180%

もかかるそう・・・です。

だから、安くてエコな自転車に乗りやすいシステムを国がつくっているのです。

自転車に乗った距離で税金が控除されるそうで、乗れば乗るほど税金が減っていくという

発想が面白い! 電車にも自転車専用車両があって、自転車を乗せて移動ができます。

観光客におすすめなのが、レンタサイクルのシティバイク。

デポジット制で返却時にお金が返ってくるので無料です。

それから、デンマーク生まれのカーゴバイク「クリスチャニアバイク」。

かわいい荷台に子供たちやワンちゃんを乗せて、家族でサイクリングしている光景が愛らし

かったです。

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日本でも人気!デンマークの雑貨店・タイガーで働く人を通してみた“幸せ”

3年前、日本の大阪に進出し話題になったデンマークの雑貨店タイガー。

今や世界20か国に店舗を持つ、デンマークを代表する企業です。

ここで働く人たちを観察すると・・・実に女性が多いことに気が付きます。

実は、デンマークの女性の就業率は約70%。結婚して子供を産んでからも働いているのです。

そして、ほとんどの人は夕方4時には帰宅。

子育ても夫婦二人でやるのが当たり前。

父親が子供を学校に迎えに行き、スーパーで買い物、料理を作るのも至って普通のことだと

いうのです・・・。
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夫婦二人で仕事も家事も子育ても

また、デンマークは世界で最も国民の所得格差が小さい国だと言われています。

そして、ひとりあたりのGDP(国内総生産)は日本の1.5倍ととても高いのです。

とすると日本よりもたくさん働いているのでしょうか?

デンマークの仕事ぶりを見てみましょう。

タイガーは1995年創業の会社で、日本でいう100円ショップのようなお店を運営しています。

デザインがカラフルでおしゃれということで人気を博しわずか20年で、世界20カ国に400店舗

以上を展開するデンマークが誇るグローバル企業です。

2012年には大阪に進出しオープン当日にできた長蛇の列はニュースになりました。

立ったまま仕事

タイガーのオフィスでみたのは日本にはない光景でした。

それは立ったままパソコンで仕事をする社員の姿です。

デンマークでは社員の健康のために法律で高さが変わるデスクを用意しなければならないの

です。

女性の就業率は7割以上

オフィスの中にあるフルーツは会社が用意したもので自由に食べることができます。

また、晴れた日は外のベンチに腰掛けて外の空気を吸いながら打ち合わせを行います。

ランチは近くの複数の企業が合同で利用する社員食堂へ出かけます。

栄養バランスに配慮したメニューがブッフェ形式で提供されています。

そして、タイガーのオフィスで気がつくのは女性社員の多いことです。

デンマークではほとんどの女性が結婚、出産後も働くため女性の就業率は実に

7割以上なのです。

夫が家事、育児に積極的

コピーライターのマレーネさん(40)もそんな働く女性のひとりです。

テレビ局に勤務する夫クラウスさん(40)と長男ルーカスくん(11)、次男ラスムスくん

(8)の4人家族のマレーネさんがオフィスを後にしたのはまだ陽が高い午後4時でした。

デンマークでは、午前9時から午後4時までの1日約7時間勤務が通常で基本的に残業はないと

いいます。

同じ頃仕事を終えた夫のクラウスさんが向かったのは学校でした。

次男ラスムスくん(8)はまだ送り迎えが必要な年齢のため、クラウスさんとマレーネさんが

交互に迎えに行きます。

クラウスさんは家に着くとすぐに夕食の買い出しにスーパーに向かいました。

北欧というと物価が高いイメージがありますが、小ぶりなトマト5つで約150円、

ズッキーニ1本約90円と意外にそれほど高くはありません。

店内には男性客が多く、みんな夕飯の買い出しに来ているといいます。

レジに並んでいる人たちも男性と女性が半々といったところです。

午後5時、自宅に戻ると夕食の準備に取り掛かります。4時に会社を出たマレーネさんは

ジムによっているといいます。夕食のチキンを焼いている間に、洗濯もこなします。

そうこうしている間にチキンが焼きあがり夕食が完成したのは午後6時半でした。

ちょうど長男が帰宅し、この日はお腹が空いた子供達はマレーネさんを待ちきれず3人で

食事はスタートしました。

いつもは家族揃って夕食を食べるといいます。

仕事、家事、子育ても二人でというのがデンマーク流。

夫のクラウスさんは「仕事も楽しい、プライベートな時間もある。

足りないものがない。」と満ち足りた生活についてそう語ります。

夫婦共働きで4時で帰ることができれば結局は二人で分担して働いていることになります。

その結果労働時間の短縮につながり、家族の時間が増えます。

それが少子化対策にもなっているのです。

夫が子育てに参加する時間が多いほとど出生率が高い傾向があります。

出生率をあげる取り組み

デンマークは1980年代に一時期出生率が低下したことがありました。

それ以来国を挙げて子供を産みやすくしようと法整備をしてきました。

たとえば、妊娠すると検査から出産までの費用が無料、出産時は4ヶ月以上の休暇、その後も

8ヶ月にわたり両親の育児休暇が認められているのです。

国民の政治参加の意識が高い

去年の日本で行われた衆議院選挙の投票率52.6%でしたが、デンマークの投票率は過去最低で

も約85%で高い時は90%にもなるといいます。

つまり国民の政治参加意識がとても高いのです。

そのかわり税金が高い

国民負担率は日本は約40%に対して、デンマーク約70% となっています。

100万円の所得のうち70万円を国に収めるということを意味します。

またデンマークの消費税は25%と日本の8%と比べるととても高く税率になっています。

また、自動車は贅沢品として消費税に加えて登録料が(新車の場合)100%以上かかるので、

日本で車を買う場合と比べたら2〜3倍高い値段になります。

安心の老後生活

ヤーンさん(87)は2年前に奥さんを亡くしてから高齢者向け介護付き住宅で暮らしていま

す。

そんなヤーンさんの楽しみは週1回訪れるボランティアのロッテさんです。

ロッテさんは自転車にヤーンさんを乗せて公園に出かけます。

池のほとりのベンチに腰掛けのんびりと話をします。

ロッテさんが行っているのはデンマークでは一般的なボランティア活動のひとつです。

引きこもりがちな老人を外に連れ出してくれるのです。

ロッテさんは、年に5日就業時間内にボランティア活動する決まりがあるのです。

設備充実の高齢者住宅

ヤーンさんが暮らす高齢者向け介護付き住宅「共通の庭」は、居間、寝室、浴室で62平米と

とても高齢者住宅とは思えない雰囲気があります。

共用施設には、美容室、トレーニングルーム、歯医者などが揃っています。

幸福な時間の過ごし方

カフェ+コインランドリー

カフェに併設されたコインランドリーは、洗濯をしている間にカフェで友人と話したり自分の

時間を有効に使える場所として利用者からも好評のお店です。

それは、デンマークの人は”自分の時間を有効に使えること”をとても大切にしているからで

す。

デンマークの子育てと老後・・・そこには日本の常識とはかけ離れた世界が!

街で変わった、自転車を発見!一般的な車いすの前に、自転車がついているようにみえる

が・・・。

デンマークでは、ボランティアが盛んで、多くの人が年に何回か、会社の就業中にボランティ

アをするのだというのです。

先ほど見た変わった自転車は、まさに車いすに乗ったお年寄りを自転車で散歩させている

姿だったのです。

街の老人福祉施設を訪ねてみると、そこは“日本のそれ”とは全然違う様子なです。

“便利”で“自由”、人生の最後の時を過ごすのに、実に快適そうな施設でした。

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お金も、保険も、人生も、

共に夢を叶えるパートナー

未来あんしい隊

ライフプラン

描けてますか

あなたの人生。ご家族の将来。

幸せは、未来を見通すことから。

ライフプランにもとづいて、将来にわたる家計の収支を

シミュレーション。そこから必要な保障を明らかにしていきます。

現在と未来。自分と家族。

夢と現実
posted by 未来あんしん隊 ゼンカンライフプラザ at 15:25 | BLOG
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