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2015年06月23日

歴史からどう読み取る〜2012年当時〜ユーロ動乱〜揺れる通貨〜その行方

世界の沸騰する現場から

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ファイナンシャルプランナーの小柳善寛です。


歴史からどう読み取る〜2012年〜ユーロ動乱第2弾 揺れる通貨・・・その行方

2012年、ユーロ残留か離脱か・・・厳しい選択を迫られたギリシャ。

5月に行われた総選挙ではユーロ圏に留まるための条件でもある緊縮財政に反対する勢力が

躍進したが、2012年6月17日に実施された再選挙では緊縮賛成派が過半数の議席を占め

ることとなり、ユーロ離脱の危機はひとまず遠きました。

しかし、問題は先送りされただけとの見方もありました。

ドイツ人の夫とギリシャ人の妻というユーロ夫婦。

国の命運を決する再選挙の影で、この夫婦と家族が下した決断とは?

「単一通貨ユーロ消滅」という未来予測をした浜が示す新たな「衝撃の未来予測」とは!?

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ドイツ人夫&ギリシャ人妻 ユーロ夫妻の選択

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2011年10月、アテネの街ではギリシャ史上最大と言われた50万人規模のデモが起き、

デモ隊が暴徒と化してアテネの街は無惨に破壊されていました。

そんなアテネでの1組の夫婦。

普段はドイツに住むドイツ人の夫シュテファンとギリシャ人の妻ゾーイ。

2人は里帰りでギリシャを訪れました。

ギリシャでドイツ人のシュテファンが目の当たりにしたのは、妻の実家の面々の想像を超え

た金銭感覚。

「金もないのに飲んだり騒いだり、いったいこの国はどうなっているんだ?」と家族に怒りを

あらわにしていました。

しかし失業中の甥グレゴーリスは「第二次世界大戦の戦後補償をしていないドイツがギリシャ

を支援するのは当然だ」と開き直っていました。

働き者のアリと浪費家のキリギリス・・・放漫財政を続けてきた"キリギリス"ギリシャと、

そのギリシャに支援を続ける"アリ"のドイツ・・・・

同じ構図がひとつの家族からも垣間見えました。

それから半年。6月のギリシャでは銀行からの預金引き出しが相次いでいた。

さらに、このままギリシャにいても仕方がないとバスに家財道具を積んで逃げ出す人々の姿が

ありました。

一方ドイツのベルリン郊外、シュテファンとゾーイは自宅にギリシャに暮らす甥グレゴーリス

のために部屋を準備し、ドイツに呼び寄せようとしていました。

そして説得のため、半年ぶりにギリシャを訪れたのです。

半年前は失業中だったグレゴーリスだが、海辺のレストランでウエイターとして働き始めて

いました。

店の1日の売上の10%が彼の取り分になるという契約だが、不景気のギリシャでレストランの

客は少なく無給の日も多かったとうです。

そして再選挙の日、グレゴーリスと父は緊縮賛成(ユーロ残留)、母と兄と妹は緊縮反対

(ユーロ離脱)と一家の選択は真っ二つに割れました。

選挙後、ゾーイの説得でドイツ行きを決断したグレゴーリス・・・

しかし父も母も反対でした。

ドイツ語もあまり話せないグレゴーリスがドイツに行ってもいい仕事に就けるはずがないと

いうのです。

グレゴーリスは果たしてどうしたのでしょうか・・・

ユーロを捨てた港町・・・新たな通貨が生まれていた

そんな中、アテネから北へ車で3時間ほど走った港町、ボロス。

この街では4月から新たな通貨テムが使われ始めていました。

テムはいわゆる地域通貨だが紙幣や硬貨があるわけではない。

いったいどうやって買い物をするのか? 

テムしか使えないという市場に行ってみると、買い物客は店から紙切れを受け取ることに。

紙には買いたい物の値段、客の名前、店の名前が書いてある。

それを市場の一角にあるテム事務局に持っていくと、ネット上に開設された客の口座から

店の口座に値段分のテムが移されました。

これで支払いが終了したわけだ。テムの事務局に身分証を示せば誰でも会員登録でき、

テムのサイトに口座が開設され、最初に300テムが口座に入りmました。

では使うためのテムを稼ぐにはどうするのか?市場で野菜を売ったり、古着を売ったりして

稼ぐのだそうです。

失業してユーロでの収入がない人でも、日用品などを買うことができるというわけです。

さらにテムの口座には1200テム以上は貯めることができないので、積極的に使う効果も

期待できます。

テムは(1)ユーロを使わなくても生活できる、(2)地域経済の活性化が期待できるという

2つのメリットがあるという。

未来予測

ドイツ ユーロ離脱


2012年当時の未来予測は「ドイツ ユーロ離脱」。

ギリシャにはEU・IMFなどから総額24兆円もの支援がされることになっているが、

このユーロ負担分のうちのドイツが支払っている割合は何と33%。

イタリアなど今後支援を受ける側の国がさらに増えればドイツの負担割合はさらに増える

可能性がありました。

各国が寄ってたかってドイツの脛をかじるというようになっていくのは、

「もうごめんだ。じゃあ、しょうがないから私のほうから出ていきます」とドイツが言い出す

ことになりかねない。

そういう日が近づいているかもしれない。

もともとドイツとフランスが二度とけんかをしないようにEUというひとつの“屋根の下”に

入ったわけでしたので、そもそも、この発想が甘かった・・・。

無理矢理に身内にするとかえってギクシャクしてしまうという家族・人間関係のように、

今、ユーロ圏内の国々がなってました。

2012年6月当時・・のコメント

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posted by 未来あんしん隊 ゼンカンライフプラザ at 15:14 | BLOG
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